2020.09.14
採用がうまく行っていない会社の気になるところ
採用のうまくいっていない会社のほとんどが、自社のブランディングをないがしろにしているのではないかと思います。
あなたが求職者側の立場に立って考えて、あなたの会社に入社したいと思いますか? って言いたくなるケースが多々あります。
「オフィスが汚い」「経営者の顔が見えない」「営業が過酷」「顧客からの悪評がネットに出回っている」「学べる環境が整っていない」などなど、ネガティブ要素がたくさんあるのですが、そういうことを気にせずに事業展開している会社が非常に多いように思います。
「魅力的な会社」
まずは、自分の会社を振り返って、本当に自信を持って「魅力的な会社」と言えるのかを見直して欲しいと思います。
経営者本人が社員一人一人のことを考えているかどうかが非常に重要ではないかと思います。
その姿勢が会社の見え方に反映されてしまうものです。
まずは会社の「ブランディング」を見直し、整えた上で、採用活動に取り組まないと成功に導くことはできないでしょう。
この経験、このノウハウを自社だけのものでとどめるのではなく、採用で困っているクライアントにも提供し、クライアントの課題解決に貢献できないかと思い、「採用支援コンシェルジュ」のサービス立ち上げを決意しました。
特に「人材紹介」というビジネスモデルに疑問を感じ、「人材紹介」にとって代わる採用サービスとして、弊社の「採用支援コンシェルジュ」を考案しました。
採用を目的とした「ブランディング」とは?
深澤了さんの著書「採用ブランディング」でも書かれていることなのですが、採用目的とした「ブランディング」は非常に重要と言えます。
例えば、弊社の例を挙げますと、ブランディングを考えて色々な取り組みを行っております。
書籍の出版や、オフィスのリノベーション、Facebookなどでの会社の情報発信など工数や費用を掛けております。
私の経験上、自信を持って言えるのは、「人材紹介」に多額の採用費用を投じるくらいであれば、自社のブランディングに費用を投じた方が、採用を考える上では非常に有効であると言えます。
採用費用に関しては、人員は確保できますが、離職されてしまうと何も残りません。
しかしブランディングに投じた費用は、ずっと残りますので、掛け捨てにはなりません。
更にブランディングは採用だけではなく、営業という視点で見ても非常に有効と言えます。
クライアントに安心感を与えられますし、自社のブランディングにしっかり手間を掛けているスタンスが垣間見えるからこそ、クライアントに提供するサービスに対してもしっかりと対応してくれるのではないかという期待感にもつながります。
「会社のホームページが更新されていない」「オフィス・会議室が汚い、雑然としている」「SNSを開設しているが更新されず放置している」といったような会社に誰が仕事を依頼したいと思うのでしょうか?
大手企業は知名度があるから採用に困らないと思っている方も多いと思いますが、大手企業はブランディングをしっかり意識しているからこそ、採用においても優位性があると言えます。
しかし中小企業でも、ブランディングはしっかりと行えば、採用にも困ることはありません。
まずは出来るところから
「ブランディング」って、予算が掛かるからなかなか着手できないという方も多いと思いますが、「ブランディング」はただ予算を掛ければ良いかというとそういうことではありません。
予算を掛けなくても、取り組めることはたくさんあるのです。 ただ、手間は掛かるので、自社の社員に任せて実施できれば実施して頂きたいですが、工数を割けない場合や、クオリティに不安のある場合は、外部の制作会社などに依頼する形となります。
最低限、SNSの更新はなるべく頻度高く、自社のリソースにて行って頂きたいと思います。
Writer
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