2021.03.10
今回は、弊社の事例を基に「採用面接」の見直しについて書きたいと思います。
自社の採用面接を、どのようにおこなっていますか?
面接官ではないので、どのようにおこなっているか分からない、特にどのようにと聞かれてもよくある面接と同じだと感じる、などとそもそも自社のおこなっている面接の実態を把握していないのは論外です。 面接官が自分でなければ、フィードバックをもらうようにしましょう。
そして、よくある面接と同じと感じているのであれば、採用担当者がもっと採用に関して興味や責任を持つようにしましょう。
見直しの最初に行うこととは
さて、自社の採用面接がどのようにおこなっているか整理出来たら、まずおこなうことは面接マニュアルや、フォーマットはどうしているか見ていきましょう。
社内共有面接シート作成のすすめ
よくあるのが、面接マニュアルもフォーマットもなく、ただやみくもにメモ帳だけ準備し、面接をおこなっていることがあるようです。
特にそういった資料を必要としない面接のやり方も否定はしませんが、資料があれば採用担当と面接官が違う場合でもフィードバックしやすくなり、統計も出しやすくなるかと思います。
弊社では、1次面接・最終面接ごとに面接官が使用する「面接シート」があります。
このシートを使用し始めた当初から少しずつブラッシュアップし、その時代にあった質問に変えたりして使用し続けています。
するとどうでしょう。
どの社員が面接官になっても、一定の面接クオリティが担保されるので、作成して無駄なことはないと思います。
「面接シート」=「ヒヤリングシート」といったフォーマットになりますが、このシートがあるだけで、面接マニュアルがもしなかったとしても、新人面接官でも面接の実施は出来るようになってしまうと思います。
1次面接は、応募部署の社員が同席を
このような事前準備に加え、弊社の1次面接は、応募のあった部署に在籍の社員が面接官となり面接を実施します。
それにより、採用基準も現場に落とし込んだよりリアルな基準を設定し選考できます。
また、内定者も入社した時に、すでに同じ部署に面接で会ったことがある社員が居るということも、入社後長く在籍させることに繋がっていると思います。
社員が面接官となって選考し入社した社員は、簡単に退職しませんね。
会話や雰囲気で社風を見られている
事前準備、面接官についてふれてきましたが、では最終面接ではどのようにおこなっているかお話していきたいと思います。
もちろん、最終面接となれば経営陣が面接官となり選考していきます。
この事例は、こちらの【採用における自社の基準をブランディングと共に固めることが重要】
でも記事になっていますので併せてご覧ください。
そこで私も最終面接の面接官として、求職者さんの面接をおこなうのですが、多くの求職者さんからこんなことを言われます。
「こんな雰囲気の面接は初めてです。」「緊張していましたが、緊張がほぐれて色々お話しできました。」などと笑顔で心情を伝えてくれます。
定期的にブラッシュアップすることが重要
弊社の面接は、コマになる人材を求めているのではなく、【一緒に人として高めることができる人材】を求めているので、型にはまった古臭い面接のスタイルではありません。
また、ある時はこんなことも求職者さんから聞いたこともあります。
「前日面接した時の面接官は、腕組みをして踏ん反り返った姿勢で部下に質問をさせ、その面接官の態度を見ただけで、この会社は辞退しようと思った。」と言っていました。
そうなんです!
実は面接に来ている求職者さんも面接官のことを見て、社風を捉え、どの会社にしようか選んでいるのです。
そんなこともあるので、面接官の様子を把握することも重要ですね。
採用担当者とのやり取りは非常に親切だったのに、面接官が酷い態度でとなると本末転倒です。
本来マッチしていた人材をも逃してしまう可能性もあります。
しかし、弊社もこのような現在の面接スタイルになるまでには、もちろん、毎回のブラッシュアップや社員を巻き込むことがあってこその着地です。
当初からこのようなスタイルではなかったので、古臭い時代遅れの面接をおこなっている会社が変わることはできると思います。
是非、この機会に採用面接の見直しをおこなって、生産性の高い採用活動をおこなうことをおすすめします。
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