2021.07.14
第2回 求職者とミスマッチ! 採用面接でのトラブルについて
今回は、第2回実録!採用面接でのトラブルについて書いていこうと思います。
今回も同じようなケースを体験されている採用担当者、また就活中の求職者に向けて、双方のどのような捉え方により発生した事なのかなど分析していきます。
それにより、今後の採用活動、就職活動を見直すきっかけにしてみてください。
【Case 2】面接後に不適切な態度であり得ない言葉を使った連絡を受けた場合
こちらは実際に面接を実施した後に起こるケースについてお話したいと思います。
これは、面接官と求職者の面接での気持ちや態度などのすれ違いで、その場では感情を表には出せないが、面接後の連絡で感情的な文面を連絡で受けたというケースです。
双方はどのような状況だったか見ていきましょう。
【Case 2】発生時
【企業側】
面接の開始冒頭から、求職者の面接マナーを見ていたところ動向が不安定で、一定水準の面接マナーを備えて挑んでいないことは一目瞭然であった。
自己紹介、職務経歴、志望動機、今後の展望など面接シートに沿って質疑を交えて進行していたものの、求職者の回答内容が薄く良いところが一向に引き出されないので、面接を中断し緊張しているか確認をした。
大変緊張していたので、今後の就職活動に活かしてもらうためのアドバイスをして面接は終了となりました。
面接後、まだ選考結果もお知らせしていない状態で、求職者から一方的に「通報したざまぁみろ」という連絡を受け取りました。
【求職者側】
面接開始から挨拶も簡単に済ませ、面接官に「自己紹介からお願いします。」という進行にもすらすらと回答できず、緊張のせいなのか意思疎通が難しい様に見えてしまっていた。
面接官から質疑がきても心ここにあらずの回答しかできず、言葉に詰まり止まってしまいました。
姿勢も自信が無いせいか猫背で丸まり、上目遣いで面接官を見るような姿勢となっていました。
面接後、思い通りではなかったことが腹立たしくなったのか、採用担当者へ不適切な文面で連絡を送っています。
【Case 2】対策
【企業側】
所見で明らかにマナーを逸脱していると見受けても、ある程度の時間をかけて面接を実施することで、相手とのすれ違いは少なくなるかと思います。
また、面接官は様々な求職者と会っているので面接における経験値があるためマナーに対するアドバイスをおこなうことも良心でおこなったことだとは思いますが、面接でのアドバイスは不要と考え面接を進めるという方がよいと思います。いらぬお世話は禁物ですね。
【求職者側】
面接時にどのような対応を取られても感情的にならず、目の前の事ではなくこの先の事を考え行動することが大事ですし、就活・面接マナーが無いのであれば、そこから学ばなければいけない所もあるかと思います。
ありのままの自分を受け入れてもらうことは大事ですが、相手が反応していないのに自信過剰になる事は危険です。
常にPDCAを回し自身のブラッシュアップが必要だと思います。
就活中にあり得ない不適切な文面で連絡をするということは論外です。
自身も通報され就職活動に影響するということも考えるべきではないでしょうか。
さて、今回も採用面接でのトラブル「【Case 2】面接後に不適切な態度であり得ない言葉を使った連絡を受けた場合」について書きましたがいかがでしたでしょうか。
この他にも様々なトラブルはあるのですが、企業側、求職者側の双方の参考になればと思います。
まずは、人としての最低限のマナーは重要ということですね。
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