2020.11.25
新卒採用?中途採用?目的に合わせた採用動画のコツ
1人でも多くの応募者を獲得するためには、今現在、評価されているツールを活用するのがおすすめです。例えば、動画を取り入れた採用活動も行ってみてはいかがでしょうか。
どのような効果があるのか、動画を制作する際のコツは何かなどについてご紹介します。
採用動画は新卒用と中途用に分ける理由
採用動画とは、応募者に対して視覚的に訴えられるコンテンツであり、文字にするのが難しい部分を映像でアピールできます。採用動画を作る際には広く全体に向けた一つの動画を作るのではなく、新卒用と中途用に分けて作成するのが効果的です。
新卒応募者に響くアプローチと、中途応募者に響くアプローチは異なります。それを無理に一つの動画にまとめようとするとどちらにとっても中途半端な動画になってしまい、結果的に効果的な採用活動には繋がらないケースも多いからです。
また、新卒と中途では採用に関する条件が異なることもありますが、それぞれ動画を作成することでこの問題もクリアできます。
新卒採用の動画制作のコツ
新卒採用に向けた動画を作ることにより、会社の特徴や魅力をわかりやすく伝えることができます。
特に大きなメリットとして挙げられるのが、入社後のミスマッチを防ぐのにも活用できるということです。実際に、ミスマッチが原因で入社後すぐに会社を辞めてしまう方もいますが、採用にかけるコストを考えるとこういったトラブルはできる限りゼロにしたいところなので、動画でわかりやすく会社の情報を伝え、ミスマッチを防ぎましょう。
動画作成のコツ
応募する新卒の学生が何を知りたいのかをよくイメージし、その疑問を解決できるような動画を作ることが大切です。新卒の学生は会社の雰囲気や働き方、福利厚生などを重視しているので、スタッフの一日の働き方を動画で追ってみたり、社内食堂の様子を魅力的に伝えてみたりするのも良いでしょう。
ただ、魅力的な部分だけを伝えてしまうとミスマッチにつながりやすいので、大変なことは大変だと伝えるなど、リアリティのある動画を意識することも大切です。
事例紹介
例えば、生活雑貨店であるLOFTの新卒採用動画では、実際に店舗でチーフとして働いている方が座談会を行い、リアルな職場の情報を語っています。本音に迫った内容となっているので、非常に参考になるでしょう。
また、WEBサイトやアプリなど展開しているシーエー・モバイルの採用動画では、新入社員が面接を受け、その後どのように働いていくのかをドラマ仕立てでわかりやすく紹介しています。
いずれも知りたいことをまとめた動画なので、学生の不安や疑問に寄り添っている動画で応募率を増やす効果が期待できそうです。
中途採用の動画制作のコツ
新卒採用と同じく、動画で中途採用となる方が知りたがっている情報を提供し、安心して応募できる環境を整えましょう。
動画作成のコツ
中途採用は就職先選びに失敗したくないという気持ちが非常に強く、特に福利厚生の内容と、入社後にどのような待遇を受けられるのかといった2点については新卒者以上に重視する方が多いです。この辺りにも力を入れた動画を作成するのがコツだといえます。
また、具体的にどの年代の中途採用者を募集したいと考えているのかもよく検討し、年代に合わせて響く動画を作ることが重要です。
事例紹介
面白い採用動画として話題になったのが、医薬品や健康食品の製造と販売を行っている森下仁丹の採用動画です。中途採用を「第四新卒採用」と呼び、ターゲットである「オッサン」に向けたメッセージを動画で伝えています。
また、NTT西日本では「中途(半端な思いではない)採用はじめます。」と題した中途採用向け動画を公開し、「挑もう、あなたのキャリアとICTで」と、これまでの距離を活かし、新たな挑戦をしたい方に向けたメッセージを届けているのが特徴です。
動画で深くアプローチ
文章だけで会社の魅力などを伝えようとしてもなかなか難しいことです。ですが、映像で伝えることができれば一気にわかりやすくなるので、ぜひとも採用動画の導入について検討してみましょう。
撮影する際には何かと手間がかかりますが、それ以上に大きな反応があったという会社も多く、今後は更に採用動画を作る企業も増えていきそうです。
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