2021.06.09
内定者のフォローはどのように行うのが良い?具体的なアクションをご紹介
近年は売り手市場となっており、複数の企業から内定をもらったうえで最終的な入社先を決める学生が増えています。
内定を出した学生が他社に流れないようにするためには、内定者フォローが欠かせません。
なぜ内定者フォローが重要なのか、具体的に何を行えば良いのかについてご紹介しましょう。
なぜ内定者フォローが重要なの?
内定者フォローを行うことにより、以下のような効果が期待できます。
内定辞退を防げる
内定者フォローを行う最も大きな目的は、内定辞退を防ぐためです。
優秀な学生からたくさん応募があり内定を出して安心していたところ、ほとんどが内定をもらっていた他社を選んでしまい、採用数が少なくなってしまうケースがあります。
学生は就職するにあたり様々な不安を抱えているため、内定者フォローをしっかり行っておかないとフォローに力を入れていた他社に流れてしまう可能性が高いです。
入社後のミスマッチを防げる
入社していざ働いてみたところ、思っていたものと違ったという理由で早期退職してしまう学生がいます。
この入社後のギャップをできる限りなくすため、内定者フォローで擦り合わせを行っていきましょう。
入社前のスキルアップが期待できる
自分が持っている知識やスキルで、本当にトラブルなく働けるのか不安に感じてしまう学生が多いです。
内定者フォローとしてスキルアップする機会を設け、業務をするうえで欠かせない知識や技術を、事前に身につけてもらうようにしましょう。
自信を持って働くことができるようになります。
内定者フォローの具体的な事例をご紹介
内定者フォローとして、具体的にどのようなことを行えば良いのでしょうか。
代表的な方法について5つ解説します。
内定者懇親会
内定者同士でコミュニケーションが取れるように、内定者懇親会を開催するのがおすすめです。
事前にある程度連帯感を高めておくことにもつながります。
多くの学生が内定者フォローで同期との連帯感を高めたいと考えているので、非常に重視したいポイントだといえるでしょう。
近年はオンライン懇親会も人気があります。
オンライン懇親会を行う場合、人事は退席し、内定者同士だけでコミュニケーションが取れる機会を設けるのも良いでしょう。
入社前研修
内定者懇親会と同じく、内定者同士でコミュニケーションを取ることができるタイプの研修がおすすめです。
ビジネスマナーなどを学ぶことにより、自信をつけることにもつながります。
最初から難しい研修を行うと挫折につながりやすいので注意しましょう。
面談
面談を行うことにより、内定者が不安に感じていることや気になっているポイントをフォローすることができます。
大人数で行うのではなく、個人面談を定期的に行うようにしましょう。
個人面談は学生とスケジュールを合わせやすく、実施しやすいのが魅力です。
ですがあまり頻繁に行うと、卒業論文や卒業研究に時間を割かなければならない内定者の負担になる可能性があるので注意しなければなりません。
内定者サイト
SNSを用いたフォローや内定者との連絡、eラーニングの進捗確認などに活用できるのが内定者サイトです。
コミュニケーションを促すほか、内定者のフォローやサポートができます。
職場見学
自分がどのような会社で働くことになるのか不安に感じている方が多いため、会社や業務への理解を深めてもらうために職場見学を行うのが効果的です。
入社後のギャップを防ぐことにもつながります。
内定者フォローは内定辞退を防ぐために必須
何のために内定者フォローを行わなければならないのか、どのようなフォローが必要なのかについて解説しました。
今は売り手市場の状況であり他社に優秀な内定者を奪われないためにも、内定者フォローは必須といえます。
採用戦略としても特に重視したいポイントなので、十分に検討していきましょう。
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