2021.08.11
ブラインド採用とは?導入のメリット・デメリットもご紹介
偏見・先入観を排除して採用を行う、ブラインド採用。
企業・応募者双方にとってメリットの大きい採用方法の一つです。
この記事では、ブランド採用の特徴やメリット・デメリット、実施するときのポイントについて解説します。
優秀な人材を確保したい企業は、ぜひ参考にしてみてください。
ブラインド採用とは?
ブラインド採用とは、能力・実績だけで応募者を評価する採用方法。
学歴や性別などを明らかにしないのが大きな特徴です。
一般的な採用方法には、ある注意点があります。
それは、採用担当者が意図しないところで、無意識に偏見・先入観を持ってしまう可能性があることです。
ブラインド採用は偏見・先入観を排除し、公平性を持って採用を行う方法。
どの応募者も平等に評価されます。
ブラインド採用のメリット・デメリット
偏見や先入観を取り除くブラインド採用には、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
ここで詳しく解説します。
メリット
メリットは主に以下の4つが挙げられます。
●採用時の公平性が保たれる
●多様性(ダイバーシティ)が促進される
●企業の価値向上
●優秀な人材を確保できる
従来の採用方法だと、担当者の気づかぬうちに公平性が崩れてしまっていることがあります。
そのために、採用者の性格や価値観が似たものになってしまうのです。
気づいたころには、従業員が似たような性格を持った人ばかりになってしまう可能性も。
ブラインド採用により、多様性(ダイバーシティ)が促進されるメリットがあります。
最近、世界中で多様性が重視され始めていることはご存知でしょうか。
ブラインド採用は、多様性を重視した採用方法の最たるものといえるでしょう。海外の企業では積極的に導入されています。
時代の変化に適応するためには、今後ダイバーシティの促進は必須の対策となるかもしれません。
また、公平に応募者を評価する姿勢は、企業そのものの価値向上につながります。
それだけでなく、ブラインド採用は実力を重視した方法です。
応募者の経歴だけでは測れない優秀な人材を確保可能に。
能力に関係しないステータスにより弾いていた応募者も、採用対象となる可能性があります。
デメリット
ブラインド採用を取り入れる前に知っておきたいデメリットは以下の通り。
●社員バランス(年齢・性別)が偏る可能性
●入社後のミスマッチが発生しやすい
●採用期間が長くなる
優秀な人材を確保しやすくなる方法ではありますが、社員バランスが偏る可能性があるため注意しなくてはいけません。
社風・会社の雰囲気に合う人材であるかを判断できないのがデメリット。
入社後に双方の価値観が合わないことによるミスマッチが起きると、早期離職の可能性が高まります。
応募者の書類精査に時間がかかってしまうのも、懸念点に挙げられるでしょう。
採用が長期化することを考え、事前にスケジュールを組んでおく必要があります。
ブラインド採用を実施する際のポイント
ブラインド採用を実施する際には、以下の2つのポイントに気をつけましょう。
●ミスマッチを防ぐための運用方法を考える
●応募書類や面接方法を整備する
デメリットに挙げたミスマッチの発生を防ぐために、運用方法を考える必要があります。
例えば、「自社の価値観とマッチするか」という評価項目を設けるなどの方法です。
ブラインド採用は、応募書類のスクリーニングに多くの時間と手間を要します。
採用期間をできる限り短くするための対策が必要です。
そのために、応募書類や面接方法を整備しましょう。
例として、履歴書とは別に名前・性別・年齢・学歴などの項目を取り除いた書類を用意する方法があります。
より効率的に実施するために、さまざまな工夫をしてみると良いでしょう。
時代の流れに合った採用活動が行えるブラインド採用
ダイバーシティの浸透により、日本国内でもブラインド採用を導入する企業が増えてきています。
優秀な人材を確保しやすい方法なので、積極的に導入したいですね。
ブラインド採用を実施する際には、先のことも見越したスケジューリングや書類の整備を忘れずに行いましょう。
RECOMMENDATION この記事を読んだ人におすすめ
RANKING