2020.10.14
新型コロナで加速!これからのWeb採用活動
新型コロナウイルスの影響により、従来の直接会って行う採用活動ではなく、インターネットを利用したWeb採用活動に力を入れる企業が増えてきました。この波に乗り遅れないよう、Web説明会やWeb面接といったWeb採用活動を取り入れてみましょう。
活用方法や注意点などについてご紹介します。
Web採用活動の普及率
Web採用活動は徐々に普及率が高まっています。リクルートキャリアの調査によると、アンケートを行った1,030社のうち、3月末の時点でオンライン面接を導入している企業が18.0%、導入することを決め、これから導入する企業が11.8%、導入を検討している企業が約24.8%との結果になりました。
Webでの採用活動を行う企業が増えてきた理由として挙げられるのが、インターネットの技術が進歩して手軽に導入しやすくなったためです。利用者もパソコンだけでなくスマホやタブレットからも参加が可能なのが魅力だといえます。
また、リクルートがアメリカで高く評価されている求人情報サイト「Indeed(インディード)」を買収して完全子会社化した影響も大きいです。ユーザーを獲得するため多額の資金を投入しているため、今後更にIndeedを利用した求人がしやすくなり、インターネットでの採用活動も普及していくと考えられています。
Web採用活動のメリット
Web採用活動には次のようなメリットがあります。
・企業に出向く必要がなくて応募者の負担が減る
・会議室が必要なく、採用側のコストも減る
・面接動画を共有すれば複数人で確認ができる
・地方からも面接や説明会に参加しやすく、優秀な人材発掘に繋がる
・応募者は自宅から参加できて緊張しすぎずに済む
直接会うことを避けるべき環境が続いているコロナ禍でも、上記のような理由から採用活動をしやすいということで更に普及率が高まっています。
Web説明会やWeb面接の活用方法
説明会から面接まですべてWeb上で行う方法が人気です。Web説明会では匿名で質問できる機能などを活用することにより、ただ話を聞くだけでなく実際に参加しやすい工夫をすることもできます。
また、Web面接については場合によっては一次面接のみWeb面接、最終面接は対面で行うなどの活用方法も可能です。
手軽にWeb採用活動を始めたいと考えた場合、便利なツールを利用してみましょう。Web説明会に活用できるツールとしては次のようなものがあります。
・zoomビデオウェビナー
・figbit
・コクリポ
最低限の機能のみ利用する場合は無料で使えるものもありますし、コースによってプラン料金が変わるので適しているものを選択してみてください。
Web面接もツールを利用して行いましょう。
次のようなものがあります。
【有料】
・V-CUBE ミーティング
・zoom ミーティング
・Web面接のHARUTAKA
【無料】
・Skype
・Googleハングアウト
・BioGraph
それぞれ特徴が異なるため、利用できる機能や料金などをよく確認した上で利用することが大切です。
Web採用の課題と運用の注意点
とても便利なWeb採用システムではありますが、気をつけておかなければならないことがあります。まず、お互いに安心して利用するためにもセキュリティ対策はしっかり行っておくということ。
特にフリーソフトを使用する場合は安全とはいえないものもあるので注意が必要です。また、あらかじめ録画したものをアップしてもらい行う動画選考も便利ですが、リアルタイム面接の方が応募者の質問にすぐ答えられる、その場でお互いの反応を確認できるなどのメリットもあるため、取り入れていきましょう。
運用する際には、担当者がしっかりツールを使いこなせるよう、事前に学んでおく必要があります。それから、求職者に動画を投稿してもらうタイプの面接を行う場合、採用担当者だけでなく、複数人の目でチェックした方が良いです。
また、動画投稿に慣れていない応募者でも気軽に参加できるよう、具体的なポイントなども掲載しておくと反応が良くなります。
採用の効率化にもつながる
Web採用活動はスケジュール調整がしやすく、お互いに利用しやすいことからより多くの応募者を集めようと考えた際にも効果的な方法です。
対面で行う説明会や面接とは少し異なりコツが必要ではありますが、効率よく採用活動をしていきたいと考えている企業はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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