2021.07.28
エンゲージメント採用とはどのような採用方法?特徴やメリットもご紹介
新型コロナウイルスの影響により私たちの働き方は変化しており、採用活動においても苦戦する企業が増えています。
そんな今、注目されている採用方法が「エンゲージメント採用」と呼ばれる方法です。
具体的にどのような方法なのか、エンゲージ採用を取り入れるメリットやデメリット、注意しておきたいポイントなどについてご紹介しましょう。
エンゲージメント採用とは
エンゲージメントとは、直訳すると「約束」や「契約」を意味する言葉です。
エンゲージメント採用とは、本質的に自社とマッチングしている人材を採用する手法のことをいいます。
近年は、昔に比べて転職がそれほど特別なものではなくなり、特にスキルの高い方は、より良い環境求めて転職を繰り返す傾向が強くなりました。
これにより、社内の優秀な人材が他社に流れやすくなっているほか、少子高齢化の影響により、新規採用できる人数も少なくなっています。
こういった状況を踏まえて、エンゲージメント採用が生まれました。
会社に思い入れや愛着心がある人材を採用することができれば、社内で更に上を目指してもらえるだけでなく、他社への流出を抑えることにもつながるからです。
自社に強くマッチし、長く働いてくれる人材を採用する目的で行われています。
エンゲージメント採用のメリット・デメリット
エンゲージメント採用のメリット、デメリットについてご紹介しましょう。
メリット
エンゲージメント採用を実践することにより、離職する可能性が低い人を採用できるメリットがあります。
離職率を抑えたい企業にとっても、注目の方法だといえるでしょう。
また、エンゲージメント採用で重視するのは、現在のスキルではなく今後のポテンシャルなので、スキル重視で採用活動を行っている他社とは違った目線で採用活動ができます。
一般的にエンゲージメント採用では、新卒にこだわることなく自社とマッチング度合いの高い人を採用する方法でもあります。
新卒一括採用に比べて幅広く採用活動ができるのは、大きなメリットといえるでしょう。
これにより採用活動を効率化できますし、自社で働きたい意欲のある人を採用できます。
デメリット
デメリットとして挙げられるのが、スキル重視の採用方法ではないため、育成に時間がかかる点だといえます。
エンゲージメント採用で最も重視するのが、会社への思い入れや愛着心、マッチング度合いです。
即戦力というより、将来的な見込みのある人を採用する方法であるため、従来の新卒一括採用とは基本が異なる採用方法であるということを理解しておく必要があります。
エンゲージメント採用における注意ポイントとは
エンゲージメント採用を実践する際に注意しておかなければならないのが、社員から愛される会社になるため、問題点があれば改善しておくということです。
そのためには自社の社員が会社に対して、どのような思いを抱いているのか理解しなければなりません。
また、高い入社意欲を持った応募者に限定して採用するためには、あらかじめ講座の受講などの課題を設定しておきましょう。
それをクリアした人のみがエントリーできる形を取っておいたほうが良いです。
自社の情報を積極的に外部発信することも欠かせません。
どのような会社なのか、どういった魅力があるのかを理解してもらわないと、応募が集まらないので注意しましょう。
会社に本当に貢献してくれる人材を探すのにも効果的な方法
エンゲージメント採用とは何かについて解説しました。
一括採用でたくさんの新卒を採用したもののすぐに離職されてしまい、人材確保に苦戦している企業は少なくありません。
エンゲージメント採用であれば、自社に愛着を持って働いてくれる人材を採用することが可能なので、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。
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