2021.09.22
AI面接とは?導入するメリットや実際の流れをわかりやすく解説
面接といえば面接官が行うものが一般的ではありますが、近年注目を集めているのがAIを活用したAI面接です。
新型コロナウイルスの影響によって思うように採用活動ができなくなり、何か新しい採用方法を実践してみたいと考えている企業はぜひ注目してみてはいかがでしょうか。
AI面接とは何か、全体の流れや導入するメリット、デメリットなどについてご紹介します。
AI面接とは
AI面接とは、その名の通りAIシステムを活用した面接のことをいいます。
従来の面接官の代わりにAIがやりとりをする形です。AI面接時にAIと求職者の間に人の介入はありません。
AI面接というとAIとのやりとりですべて結果が決まってしまうように感じてしまう方もいるでしょう。
しかし、2次面接は人間によって行われることになるので、最終的な内定までAIが決めるものではありません。
AI面接の流れをご紹介
実際にAI面接はどのような形で行われるのかを理解しておくと、イメージしやすくなります。
流れは以下のような形です。
1.応募者はあらかじめAI面接のアプリをダウンロードする
2.アプリの指示に従いログインし面接を開始
3.アプリに質問が表示される
4.制限時間内に質問に回答
5.終了
面接が終わった後にAIが指標に基づき結果を評価することになります。
場合によっては質問の数が100問以上になることもあり、1時間以上かかるケースも多いです。
AI面接を導入するメリット・デメリット
AI面接などについて検討しているのであれば、メリットとデメリットについても確認しておきましょう。
それぞれご紹介します。
メリット
AI面接導入の大きなメリットとして挙げられるのが、採用業務の効率化につながるという点です。
企業の中には採用担当の業務が多く、負担をかけているようなケースもあるでしょう。
ですが、AI面接を取り入れることにより、客観的な判断が効率よく行えるようになるので、業務効率化につなげられます。
また、インターネットを利用して行う面接ということもあり、面接場所を選びません。
更に、対応するのは人間ではなくAIであるため時間を選ばない点も大きなメリットだといえるでしょう。
それから、AI面接は新しい取り組みに注目している応募者にとってとても興味深いものです。
「話題のAI面接を受けてみたい」と感じた求職者からの応募が増える効果も期待できます。特に現在はAI面接に取り組んでいる企業はまだそれほど多くないので、注目を集めるという意味でも導入のメリットがあるといえるでしょう。
デメリット
デメリットとして注意しておかなければならないのが、AIで出された結論に対し、その理由などを詳細に知ることができません。
AIの合否判定についてはなぜそのような結果になったのか詳細がわからないのは企業にとってのデメリットといえるでしょう。
また、AIならではのデメリットとして挙げられるのが、人の経験に基づく勘を面接に取り入れられない点です。
たくさんの方を面接してきた面接官だからこそ勘で感じ取れるようなものがAIにはありません。
そのため、AIの質問への回答からでは感じ取れないようなやる気や可能性などを重視したい場合は向いていないこともあります。
面接で何を重視するかによってもAI面接が向いているかどうかが変わってくるでしょう。
面接にうまく活用してみるのがおすすめ
AI面接は使い方によっては非常に便利なものです。
ただ、AIの力だけで優秀な人材をもれなく見つけられるとはいえません。
あくまで作業効率を高めたり、二次面接の参考にしたりする目的で取り入れることについて検討してみてはいかがでしょうか。
中小企業でも導入しやすいシステムがあるため、導入については検討しやすいです。
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